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最近よく耳にする、筋膜とは一体なんでしょう?筋膜とは体内のあらゆるところに存在し、棚吊のように組織同士を縫い合わせる、柔らかい結合組織のこと。セラピーボールを体に転がすことで、この筋膜に働きかけているのです。この筋膜を理解するには、 まず結合組織について理解する必要があります。

 

体内の結合組織は受精後、初代胚層期の3つの層の真ん中の、中胚葉から発展します。(私たちが今持っている体内の筋膜は細胞分裂の初期、つまりたった50個の細胞しかなかった頃に形成されました。) 結合組織は身体中のありとあらゆる組織をつなげる広大な組織で、筋膜もこの結合組織の一部な訳ですが、この結合組織は3つの分類に分かれます。

 

 

 

 

・ ハードな繊維:骨、軟骨、骨膜(骨の周りにある、硬い繊維)

・ ソフトな繊維:筋膜、腱、靭帯

・ 液状の繊維:血液、リンパ液

 

すべての結合組織は同じ基礎組織からできています。細胞、繊維、そして基質と呼ばれる成分です。

 

・ 結合組織の細胞は結合組織のタイプによって、成分が違います。例えば、血液は結晶板、そして赤血球と白血球から、骨は骨芽細胞、破骨細胞、骨細胞から成り立ちます。筋膜の成分はほとんどが線維芽細胞です。

・ 繊維はどの組織でも成分は同じで、コラーゲン、エラスチン、レティクリンから出来ています。

・ 細胞と繊維は基質という、粘着性の液体に囲まれています。

 

基質とは、細胞と繊維を取り囲む、ジェル状の結合組織のことです。

 

細胞と繊維の割合、また基質の濃度によって、結合組織のタイプと機能性を知ることができます。例えば、血液には細胞が多く含まれますが、その基質中に繊維は含まれません。骨には多くの細胞とコラーゲン繊維がありますが、基質中に液体は多く含まれません。

 結合組織には多くの役目がありますが、大きく分けると結合と保護という2つのカテゴリーに分かれます。

 

 

結合組織の結合の役割

・ 組織同士を結びつけ、区分けする

・ 臓器を保護する

・ 棚吊のように体の構造に骨組みをもたらす

・ 空間を埋める

 

結合組織の保護の役割

・ 脂肪を蓄える

・ 血液を作る

・ 組織を修復する

・ 遮断する

・ 潤滑にする

 

筋膜は体内のたくさんの結合組織のひとつです。そして、ボールローリング、TRM®メソッドの中で最も大切な役割を果たす組織なのです。筋膜の結合組織は独特の成分でできているため、特別な役割があるのです。

 

 〜Jill Miller 著「The Roll Model 」から翻訳、抜粋

 

  

             筋膜とは体内のあらゆるところに存在し、棚吊のように組織同士を縫い合わせる、柔らかい結合組織のこと

 

 

コメント

  1. ヒカル says:
    2017-05-29 11:21:39

    筋膜の大切さを改めて感じました。 私たちの中にある細胞の分裂からスタートするなんてなんて神秘的だと思いました。 解剖学のコースを受講して筋膜に対する感じかたやアプローチは本当に変わりました。 解剖学で身体を理解する腑に落ちてココロもスッキリするまなぶ必要性を改めて感じました。 覚えたら正しくアウトプットして練習深めたいと思います。

  2. ひろみ says:
    2017-05-29 12:21:09

    医療の現場で見ていた「これは脂肪の組織?」って思っていたのは今思えば筋膜が何層にも渋谷のスクランブル交差点のように様々な繊維の方向でミルフィールのように折り重なっていたものだったんだろうなと思い当たる点があります。 記事を読んていて、人類が月面着陸を待ちわびていた時間のように、筋膜が神秘性があり未知なる可能性という期待を持たすように 思えてワクワクしました。

  3. 岡崎智美 says:
    2017-06-01 16:57:27

    膜=覆い保護するイメージのみでしたが、その多機能さに驚きました!全身を隈なく存在する筋膜、繋ぎ合わせられる様は人類の神秘ですね。感動します。

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