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筋骨格の故障の原因の一つに「体の意識がない」ということがあり得ます。 使いすぎ、使わなさすぎ、間違った使い方といった理由から生まれた盲点に、体は痛めつけられています。体の盲点はコーディネーションの欠如、動きの混乱を引き起こします。怪我をすると体を思い通りにちゃんと動かすことが出来なくなるでしょう?脳が感覚神経からの信号を受け取ることで私たちは体を動かすことができるのです。脳が神経から情報を正しく受け取る能力のことを受容固有性感覚と呼びます。受容固有性感覚は訓練によって研ぎ澄まさせることができ、私たちの長期の健康を保つために非常に重要です。

 

受容固有性感覚:体の感覚で体内のGPSシステムのようなもの。体のポジション、位置、配置、その部位の動きを察知する能力のこと。

 

平均台の体操選手、サーカスで綱渡りをする曲芸師、または重力に逆らったポーズを決めるヨギー。これらのアスリートたちは、揺るぎのない精密性で動いています。彼らのすべての細胞は統合され、強い意志と目的に満ちています。静止している時も動いている時も、神経を研ぎ澄まして体を感じ、パフォーマンスを改善させるためには 練習の繰り返し、集中、辛抱強さが必要です。これは最高のエンボディメント(体現)であり、私はこれをエンボディマップと呼んでいます。

 

エンボディマップ:静止と動きの中で自分の体の部位と配置の相互関係を察知する感覚。内側の受容感覚器への鋭い自己認識のこと。

 

 

 

 

ほとんどの人が自分の体とエンボディマップを理解せずに、いきなり体を動かして数週間後に怪我をしてしまうーというのがフィットネスの世界の実態です。どんな運動を始めるにせよ、 ロールモデルのボールを使って体系的に体を動かす準備をすれば、受容固有性感覚を高めることができるのです。しかし自分の体の盲点に対して盲目であり続ける限り、同じ問題に足を踏み入れ、やがて運動を続けることができなくなってしまうのです。ボールが神経を刺激し、体の位置を脳に正しく伝達してくれるので、あなたは身体が理想的なアラインメントにあるかを感じ、特定の運動における正しい体の位置を選択できるようになリます。エンボデイマップの感覚はさらに微細に鋭くなり、自分の体の動きに適応しやすくなるのです。こうして体はより丈夫で機敏になって行くでしょう。ワークアウトの時、この言葉を忘れないでください。「エクササイズの時の姿勢の良さから、エクササイズ後の素晴らしい姿勢が生まれる」

 

より優れたロールモデルとなるためには自分の体のマッピングができなければいけません。それはさしずめゴム製のメスで体の奥を探るような感覚です。受容固有性感覚を覚醒させるために自分の体の地図を作りましょう。エンボディマップを作るためにはまず、ボールを使って体の奥を触診し、 その奥深い感覚を一日を通した体の動きに取り入れていくことです。これには練習が必要です:読んでいるだけではわかりません。毎日ボールを使って自分をいたわり、体の深部を感じる練習をしましょう。ロールモデルの指導者から学んだシークエンスを使って筋肉や骨の位置を知り、アナトミーの微細な感覚を覚んだ後は、新たなボールの使い方で自分を癒し、リラックスする方法を編み出していくことができるでしょう。

 

  

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